『アメリカの狂気。』18歳に「カルティエ」を贈ろうとする無職夫を姑召喚で返り討ちにした話

アメリカサバイバル奇譚

導入:謎の「日本で歯を入れてくるわ」から始まる、18歳のクリスマス

アタクシ、すきっ歯のメンテのために日本へ一時帰国することに。 時はクリスマス前。自営業(という名の無収入)の夫ロナルド(仮名)に空港へ送ってもらう車内で、私はよかれと思って「エミリー(前妻(アンネ・仮名)との娘、当時18歳、仮名)に、日本で何かクールなプレゼント買ってこようか?」と提案したの。アメリカは何でも高いしね。
まさかそこから、アメリカの元家族(チーム・バウンダリー崩壊)による、身の程知らずな狂気のマネープランが飛び出すとも知らずに……。

第1章:「は?」無収入の夫が口にした、18歳へのハイブラ時計

事件勃発: ロナルドの口から出た衝撃のセリフ。 「あ、エミリーがカルティエの時計欲しいってアンネが言ってて、俺とアンネ(ロナルドの元妻)、あと両親たちと出し合って買うかも」
「は?????」(ここで空港に向かう車内に轟く私のメンチ切り)
焦ったロナルドは「エミリーは安いやつ見つけたんだ!ダイヤとかないから!」と言い訳。 あのさ、元金融機関勤務の私を舐めないで。カルティエの時計がいくらするか知ってんの?ダイヤあるとかないとか関係ないでしょ。安くても4,000ドル(約60万円以上※当時のレート)はするわよ!それを、18歳の高校生に、しかも無収入のあんたが買い与えるって、正気なの!? 不毛な喧嘩をしたまま別れるのもなんなので、一旦話は切り上げて空港へ。空港のバーでビールを飲みながらモヤモヤする私。日本に着いても、すきっ歯は治りつつあるのに、心のモヤモヤは止まらない。

第2章:名探偵の閃き。最強の兵器「姑・梅子」の召喚

作戦立案: このままカルティエを買われたら、私のサバイバル魂が耐えられない。どうする、私。 その時、頭の中に「天の啓示」が降りてきたの。
ーーそうだ。梅子(姑・仮名)だ。
梅子はマウントがうるさいウザい姑だけど、戦前の日本生まれの超・質素倹約家。お金はあるけど、高いものは一切買わない主義。孫には甘いけど、18歳にカルティエ(カルティエを知ってるかどうかは不明)と知ったら、間違いなく「遠吠え」する。 ターゲットは決まった。私はすぐさま、スマホを手に取ったわ。

第3章:無知を装った、完璧なる情報リーク(テキスト戦)

心理戦の全貌: 私はあえて「何も知らない無垢な嫁」を装って、梅子にタネを蒔いた。

:「梅子さん、アメリカでは18歳の高校生に、高価なクリスマスプレゼントを贈るのが普通なんですか?」

梅子:「そんなことないわよ!ロナルドはお金ないんだから、あげたって100ドル(約1万5千円)くらいよ。心配しないで」

よし、かかった(笑)。梅子が「100ドル」を想定している中、あいつらは「4,000ドル」のカルティエを贈ろうとしている。 私はすかさず、カルティエの公式サイトのリンクを添えて、トドメの一撃を送信。


:「ロナルドはアンネと一緒にカルティエの時計を贈ると言っています。日本ではある程度の収入と年齢の人が買うものです。安くても4,000ドルはします。私、家計が心配で…。……あ、ロナルドには私から聞いたって内緒にしてくださいね!

(※元監査人の「内緒にして」は、絶対にすぐチクれというフリである)

第4章:着信画面に踊る「ロナルド」。怒涛の5分後

クライマックス: 送信から、わずか5分後。私のスマホが激しく震えた。画面には「ロナルド」。

ロナルド:「お前はMomに何言ったんだよ!!!!!」(受話器の向こうで大パニック)

:「え?何?何も言ってないよ~(爆笑)」

一回切れて、またかかってくる。

ロナルド:「マジで何言ったんだ!クリスマスのこと言ったのか!?」

:「ただ、カルティエって普通なの?って聞いただけだよ~(シラーッ)

梅子がどんな剣幕でロナルドに怒りの遠吠えをブチかましたのか、想像するだけで日本株が爆上がりするレベルで飯が美味いわ!

結末:大勝利、そして着地点(妥協案)のプロの計算

オチ: 翌日、すっかりヘトヘトになったロナルドから降伏の電話。 「時計は、買わないことにした……。代わりに、エミリーの車のリースの頭金をみんなで出すことになった」
それだって高いわよ!(少なくとも2000ドルはします。推定)と思ったけど、ここで名探偵は冷静に計算したの。 エミリーはやっと重い腰を上げて免許を取ったばかり。車さえあれば、ロナルドが元妻アンネの家にいちいち送り迎えする手間が省ける(=我が家の平和)。さらにエミリーが「車がないからバイトできない」っていう言い訳も潰せる。
「……まぁ、いいでしょう。妥協してあげるわ」

こうして、18歳のカルティエ計画は、私の完璧なインテリジェンス(情報戦)によって木っ端微塵に打ち砕かれたのでした。ちゃんちゃん。

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