恐怖のプロローグ:アメリカにもあるの?「嫁姑問題」〜前世の絆に執着する狂気
「アメリカ人のお義母さんって、フランクで干渉してこなくて最高でしょ?」
そう思ったそこのあなた。世の中そんなに甘くありません。私の夫ロナルド(仮名)はアメリカ生まれのアメリカ育ちですが、なんと彼のお母さんは、日本生まれの日本育ち、国際結婚で渡米した完全なる日本人(在米50年、現在83歳)なのです。
名前は梅子(仮名)。
元妻アンネ(仮名)の不法投棄(荷物置き去り事件)にも相当メンタルやられましたが、この梅子の放つ「KY・マウント・超絶鈍感力」の破壊力は現在進行形で平穏な日々を攻撃しています。
タチが悪いのは、本人に「悪気がない(親切のつもり)」と思い込んでいるフシがあること(いや、本当は悪気があるのかも)。ロサンゼルスのまばゆい太陽の下で繰り広げられる、日本人同士の仁義なき「嫁姑監査記録」をここに開示いたします。
目次
指摘事項 (Finding)1:謎の「3 for $4(3つで4ドル)」マウントと元妻アンネの残像リスク
渡米直後、式も挙げず(お互い2回目ですし、私はビザと仕事の手続きでそれどころではなかった)、新生活を始めた私。梅子は「お世話を焼いてあげるわ✨」と、週に2回も私をスーパーへ連行しました。 そして、頼んでもいないのにドヤ顔でこう囁くのです。 「チャコさん、この『3 for $4』っていうのはね、3つで4ドルでお買い得なのよ✨」
……知ってます。何十年も日本で生きてきて、なんなら簿記とFPの資格まで持っている元監査人を舐めないでいただきたい。 記号と数字の羅列ぐらい読めます。
それだけなら「可愛いおばあちゃん」で済んだのですが、問題は、彼女の口から毎秒漏れ出す「元妻アンネの残像」でした。
我が家のゲストルームのベッドを見ては、「このマットレスは柔らかくて嫌い。きっとアンネが選んだに違いないわ」。 継娘のエミリー(仮名)が、おフランス系の高額な私立中学を1年でドロップアウトした話になれば、「近くにいい公立の学校あるのに。それもアンネが無理に行かせたに違いないわ」。 悪口のようだからと聞き流していましたが、ある日、ついに私のキルスイッチが半押しになる爆弾発言が飛び出しました。
「アンネはユダヤ人でね、ユダヤの結婚式って本当に盛大(ラグジュアリー)なのよ。アンネとロナルドの式は本当に大きくて、私あんな素晴らしいお式出たことないわ~✨」
……ねえ、目の前にいる新妻の私は、ビザの手続きで結婚式すら挙げていないのを知っていてのセリフですか? お前とは二度と買い物に行かないと、ロサンゼルスの空に誓った瞬間でした。
指摘事項 (Finding)2:賞味期限2018年の「醤油不法侵入事件」
渡米初期、梅子は週に2回、事前連絡もなしに我が家に現れ、合鍵で勝手に入ってきては戸棚をパカパカ開けて巡回(監査)していました。 ある日、戸棚を開けた梅子が「あら? 醤油がなくなってるわ。あったのに……」と不満げに呟きました。
その醤油、賞味期限が「2018年」って書いてあったから即座に廃棄(デリート)したのよ。 (※当時は2023年。5年前に時が止まった液体の残留を許すわけがありません)。 そもそも勝手に人の家に入ってきて戸棚を開けるのをやめていただきたい。ロナルド経由でガチ苦情を入れ、この不法侵入は一応幕を閉じました。
指摘事項 (FInding)3:狂気の「合同誕生会」
驚くべきことに、梅子と元妻アンネは誕生日が同じです。だから二人ともKYなのでしょうか。 我が家では、離婚後も「梅子とアンネの合同誕生会」という狂ったイベントが毎年開催されていたのです。私が渡米した2年目(1年目はその時期日本に帰っていたのでセーフ。)、梅子は当たり前のようにその地獄の誕生会を画策。少しは学習していた私は、当然「不参加」のNOを突きつけました。以前私が梅子に元妻の愚痴を突散らかした時、「そんな風に思ってるなんて知らなかったわ。なんでも言ってね。」なんて言ってたけど、いうだけ無駄だってのがこれでわかったわよ。
ロナルドにも行って欲しくないオーラを出しましたが、悲しいかなそんなお上品な察し能力は一切持ち合わせていない男。彼はノコノコと元妻と母親の誕生会へ出席。 私の心は冷え切りました。
しかし、この一家に、唯一コンプライアンス(理性の刃)を持つ男がいました。夫の父親であり、親戚中から「気難しい」と煙たがられているカーネル(仮名)です。※初めて会った時、私の顔を見て『思ったよりデブじゃないね、もっとデブかと想像してた』『日本人のわりに歯並びがいいね』という、褒めてるか貶めてるか分からない超ストレートな爺さん。え?褒めてない?
脚腰が悪いカーネルはイベントごとはほぼ参加しないのですが、事の顛末を知るやいなや、梅子を激しく一喝したのです。 「お前は、アンネと合同誕生会なんて何を考えてるんだ!再婚したんだからそんなものやるべきじゃない!」
その後、カーネルから私にテキストが届きました。 「俺は梅子をきつく叱った。あんなイベントはしてはいけない。少なくともロナルドは行くべきじゃなかったんだ。今後は俺が阻止するからなんでも言ってくれ。」 ……この歪んだファミリーツリーの中に、やっとまともなホモサピエンスがいたと、心の底から安堵した瞬間でした。義母と違って本当にわかってることを祈るばかりだ。
ちなみに梅子のKYは止まりません。今度は逆に、継娘エミリー(仮名)の高校の卒業祝いディナーを、ロナルドと私抜きで、アンネと3人で勝手に開催。 当日私に「今日はアンネたちとディナーしたけど、別途チャコさんとロナルドのディナーも設けるわね✨」と言ってきましたが、エミリーの父親であるロナルドをのけ者にして元妻と祝う神経が1ミリも理解できません。(案の定、私とのディナーなど一切開催されませんでした)。
指摘事項 (Finding)4:ユダヤの伝統行事「ハヌカ」での梅子・オイル大暴走
アメリカ1年目、まだお上品な「良き妻」ブレーキを踏んでいた私は、言われるがままにユダヤ教徒であるアンネの家で開催される「ハヌカ(ユダヤの伝統行事)」に連行されました。 車中、梅子は「田舎でしょ? あなたたちの家の周りと違って✨」と謎のマウントを取ってきましたが、ロサンゼルスの郊外なんてどこも何もありません。違いが分かりません。
アンネの家に到着するやいなや、梅子は自分の家でもないのに「ここはバスルーム、ここは寝室~✨」とルームツアーを開始。 「ここはゲストルーム。あたしが来るといつもここに泊まるのよ!」と、現在の妻である私に向かって「自分と元妻の強固な絆マウント」を執拗に仕掛けてきます。私の心は狭いのでしょうか? いえ、普通にウザいだけです。
食事が始まると、梅子のエンジンは全開に。 ロナルドが「チャコはハヌカが初めてだから、アンネ、説明してあげなよ」と言いました。(※実は大昔、仕事の同僚だったユダヤ系アメリカ人の結婚式やハヌカに出席したことがあるので知っていましたが、そこは大人の対応で黙っていました)。
アンネが説明を始めると、なぜか関係のない梅子がウキウキした表情で私の顔をのぞき込み、恐ろしい合いの手(コール&レスポンス)を入れ始めたのです。
アンネ:「キャンドルに火を灯してね……」
梅子:「イエス!キャンドル!!(私の顔をガン見)」
アンネ:「オイルを使ったお料理を食べるのよ……」
梅子:「イエス!オイル!!(私の顔をガン見)」
お前はユダヤ教徒じゃないだろ。 何がイエス・オイルだ。コールリーダーにでもなったのか。 しまいには、なんの脈絡もなく「カーネル(梅子の夫)のIQ130!!!」と突然の自分の旦那の知能指数自慢を絶叫。 KY通り越して空気破壊です。もうシラフではやっていられず、ワインをがぶ飲みして記憶を物理的にデリートする勢いでやり過ごしました。
指摘事項 (Finding)5:クリスマスプレゼント「同額300ドル」の刑
アメリカ1年目のクリスマス、梅子は「今年はあんたたちの家でやりましょう。チャコさんは何もしなくていいわ、私が全部作るから✨ あ、エミリーのためにアンネも呼んでいいわよね?」と、断れない理由を盾に外堀を埋めてきました。(エミリー当時18歳)
当日、カーネルは足の痛みのせいで欠席、アンネは風邪で欠席(心の中でガッツポーズ)。 しかし、悲劇は後日、ロナルドの車に乗っている時に起こりました。スピーカーフォンで梅子から電話がかかってきたのです。
「アンネのプレゼント早く持っていきなさい。300ドル入ってるのよ!」
……私にくれたプレゼントと、全く同額の300ドルを元妻にキャッシュバック。 私の心が狭くて結構。元妻と現在の妻を完全に同列、むしろアンネを「永遠の本妻」扱いにするそのデリカシーのなさに、激しい吐き気がしました。
ちなみに、2年目はアンネも参加して地獄絵図が完成し、ロナルドからのギフトが元妻と同じものというセカンドインパクトも勃発。3年目は事情があって日本に滞在していたため回避しましたが、もう二度とこの一家のクリスマスという名の茶番には参加しないと、私の心の中のバウンダリーのシャッターを完全に下ろしました。
番外編:息を吐くようにマウントを取る梅子の1秒レスポンス
ロナルド:「お母さん、見て。ベッドルームのドアを修理したんだよ!」
梅子:「ストレンジ(変ね)」
ロナルド:「お母さん、これ見てよ、フォークやナイフを整理するケースを買ったんだ」
梅子:「エクスペンシブ(高そうね、無駄使いね)」
私:「アメリカのスイーツは甘すぎてちょっと苦手です……」
梅子:「あたしはアメリカのじゃないともう物足りないの~✨」
(しかし孫のエミリーに対しては) 梅子:「日本のスイーツは美味しいのよ~。アメリカのなんか甘すぎて食べられないわよね!」
梅子:「日本の人はみんなトランプ嫌いでしょ? あたしはトランプ派だから、本当のことが分かってるのよねぇ〜✨」(日本人全体へのマウント)
私の心の声:(どの口が言う。初対面の2018年に『私は骨の髄までリベラル派(民主党支持)✨』と自慢してきた証拠(ログ)、元監査人の記憶データベースからデリートできると思わないでいただきたい)
💎最後に:チャコからの「監査報告」
英語の壁よりも、アメリカで生き抜くために必要なのは、「身内の狂気にブレない圧倒的な自己防衛力(バウンダリー)」です。
愛犬の権三(ゴンゾウ/俊足イケメン大型犬・唯一のリアルな癒やし)の頭を撫でながら、私は今日も心のシュレッダーをフル回転させています。
郷に入っては郷に従え? 義理の母だから立てろ? そんなこと知るか! 理不尽な奴らの奇行は、すべてブログのネタ(エンタメ)として成仏させ、自分の心と尊厳を何が何でも守り抜く。これこそが、アメリカサバイバルの真髄よ!


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